冬は脱水しやすい? ― “のど渇かないのに脱水”の理由
“のど渇かないのに脱水”の理由
「脱水」と聞くと、夏の炎天下や運動時をイメージする方が多いですが、実は冬こそ脱水になりやすい季節です。
患者さんからも「気づいたら口がカラカラ」「夜トイレ回数が減った」「手足が冷える」といった声が増えてきます。
ではなぜ、冬なのに脱水が起きるのでしょうか?
❄理由①:空気が乾燥しているから
冬の空気は湿度が低く、知らないうちに呼吸や皮膚から水分が失われています。
特に暖房をつけた室内は湿度が20〜30%台まで下がることもあり、呼吸をするだけで水分が蒸発してしまいます。
喉が痛くなる、声が枯れる、鼻が乾く
→ 実は脱水サインの一つです。
🔥理由②:暖房で体がじんわり汗をかいている
実は、冬でも体は汗をかいています。
厚着やこたつ、ストーブで体温が上がり、自覚しづらい発汗が起こります。
「汗をかいてないから大丈夫」
と思っていても、体の水分は少しずつ失われています。
🚫理由③:のどの渇きを感じにくい
寒い季節は、のどの渇きの感覚が低下する傾向があります。
そのため、
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「気づいたら水を飲んでいなかった」
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「1日コップ2杯くらいしか飲んでいない」
という方も少なくありません。
🧓特に注意が必要な方
以下の方は脱水に気づきにくいため、体調管理が特に大切です👇
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高齢者
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利尿剤など水分排泄に関わる薬を使用中の方
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持病がある方
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食事量が少ない方
※治療中の方は、飲水量の目安が異なることがありますので、主治医・薬剤師にご相談ください。
💡冬の脱水を防ぐポイント
| 実践ポイント | 内容 |
|---|---|
| 🥤こまめに飲む | のどが渇く前に、少量ずつ |
| ☕温かい飲み物を活用 | 白湯・お茶・スープなど飲みやすいもの |
| 🛌寝る前に一口 | 就寝中は特に脱水が進みます |
| 🌡加湿器や濡れタオル | 室内の湿度を40〜60%に |
📍まとめ
冬は「水分不足にならない季節」と思われがちですが、実は脱水リスクが高い時期です。
のどが渇いた時には、すでに体は水分不足になっている場合があります。
“渇く前に飲む”
これが冬の水分補給のポイントです。
